14歳新人女優の申し出に宮部みゆき氏「作家冥利に尽きる」

2014年11月12日 21時12分

前列左から富田望生、石井杏奈、藤野涼子、後列左から尾野真千子、永作博美、佐々木蔵之介

 佐々木蔵之介(46)、夏川結衣(46)、永作博美(44)らが出演する映画「ソロモンの偽証」の製作報告会見が12日、都内で行われた。会見には佐々木らと原作者の宮部みゆき氏(53)、成島出監督(53)、そして1万人の候補者から選ばれた生徒役33人のうち7人が出席した。

 宮部氏の同名小説を映画化したもので、中学校で起きた生徒の死亡事故をめぐり、主人公らが「学校内裁判」を開きながら真相に迫る。

 成島監督によれば「映画の企画に関係なく、本屋で宮部さんの新作だと買って、一晩で読んですぐに出版社に連絡しました。原作との出合いに運命的なものを感じています」といい、その後、映画化への思いを込めた手紙を宮部氏に送ったという。

 手紙を受け取った宮部氏は「熱のこもった丁重なお手紙を頂戴し、その段階で成島監督にお預けしようと思いました」と話はトントン拍子にまとまった。

 この日、会見に臨んだ生徒役7人のうちの一人、主演の藤野涼子(14)は、同作での役名をそのまま芸名として活動していく。藤野は「役をもらった時の感情を忘れないように」この芸名に決めたという。

 一方、この名前の生みの親である宮部氏は「芸名にしたいと言われ、二つ返事で使ってくださいと言いました。名前ぐらいでよければどんどん使ってという気持ち。作品を書いて良かったと思う瞬間はいろいろあるけど、役名を芸名として使いたいと言われ、作家冥利に尽きると思いました」と申し出を快諾したという。

 その藤野は、役の上で自身の23年後を演じる尾野真千子(33)について「初めてお会いした時、とても鋭くてきれいな瞳だな、と思いました」と、独特の言いまわしで印象を語り、尾野をギョッとさせた。

 同作品は来年3月に前編、4月に後編が公開される。