仲間由紀恵 森光子さんの墓前に「放浪記」主演を報告

2014年11月10日 16時32分

 女優・仲間由紀恵(35)が10日、故森光子さんのライフワークとなった舞台「放浪記」に来年10月から主演することを、京都市内の寺院に眠る森さんに報告した。

 この日は、「放浪記」を1961年から2009年まで演じ続けた森さんの三回忌。法要を終えた仲間は、森さんの墓前に手を合わせて林芙美子役を演じることを報告した。

 仲間は「『放浪記』というのは本当に大変な作品。森光子さんが大変、大事にされてきた。気を引き締めて臨まないといけないなと思っております。頑張って、みなさまに見ていただける放浪記を作っていかなければと思っております」と所信表明した。

 墓前では「(森さんの放浪記への)思いを大事に胸にしまいながら、(舞台を)させていただきますと、ごあいさつをさせていただきました」とという。

 オファーを受けた際には「知らない人がいないぐらい大変な作品。私でどうなんだろうと不安に思ったり、大きな戸惑いもありました」というが、「今までいろんな作品に出させていただきながら、一人の女性の一生というお話を機会があればやりたいと、ずっと思い続けてきた。こんなに大変な作品を、とは思ったんですが、お話をお受けさせていただくことになりました」

 また、森さんの放浪記については「森さんが林芙美子を演じていらっしゃるのか、林芙美子そのものなのか、分からないぐらい自然。私から見ると森さんと(林芙美子が)どこか重なる部分がおありになったのかなと思うぐらい、素晴らしいお芝居」と振り返った。

 これまで仲間は森さんとの共演も多く、森さん主催の「お茶会」に出席したこともある。思い出を聞かれると「演出家の意見というのは一番大事よ」とアドバイスされたことを明かし、「素晴らしい大先輩でした」と懐かしんだ。

 仲間は「少しでも大先輩に近づけるよう、一生懸命、頑張っていかなければいけないなと思っています」と気持ちを新たにした。

 仲間版「放浪記」は来年10月、東京・シアタークリエを皮切りに、大阪・新歌舞伎座、名古屋・中日劇場、福岡・博多座でも上演される。