ソフトバンクグループが開発した感情認識ロボット「Pepper」が10日、都内でディズニー映画「ベイマックス」(12月20日公開)の公開アフレコを行った。


 映画は、最愛の兄を失い心に深い傷を負った少年ヒロと、何があっても彼を守ろうとする一途なケアロボット・ベイマックスとの絆を描いた物語。Pepperは、コンピューター音声役で声優に初挑戦した。


 セリフは「データ転送完了!」のひと言。それでも、周りを見渡すと「こんな大勢に囲まれると緊張しますね」と緊張の面持ち(?)だ。「あーえーいーおーあーえー」と念入りに発声練習をしてリハーサルに臨むも、スタッフから「ちょっと声がこもっている」とまさかのダメ出し…。


 その後も「念のためもう一発もらってもいいですか?」と食い下がるスタッフに、「そろそろ最後にしてくださいね! 充電が切れてしまったらいけないので」と、ロボットらしからぬイライラ感を丸出しにして会場の笑いを誘った。