俳優の鈴木拡樹(29)、滝川英治(35)らが30日、東京・六本木ブルーシアターで舞台「『弱虫ペダル』箱根学園篇~野獣覚醒~」のゲネプロを公開した。

 原作の同名漫画は、累計1100万部の売り上げを誇る。高校の自転車競技部を舞台にした青春スポーツ物語。

 5度目の舞台化だが、今回もチケットは完売だ。この日は約350人の関係者、約80人の報道陣で熱気に包まれた。

 フリーキャスター・滝川クリステル(37)のいとこの滝川は、ゲネプロ後の囲み取材で大阪人らしくギャグを連発したが、スベりまくった。

「SOSを届けたい!」と当然、言いだすも、キャスト、報道陣とも理解できず…。滝川は「“最高に・おもしろい・作品”の略です」と解説。失笑を買い、慌てて「OMNです」と続ける。「おもてなし」の略だそうで、いとこの名セリフをパクって取り繕った。

 役柄に感化された鈴木は「ロード(バイク)に乗って現場入りしている」そうだが、滝川はトホホな目に遭った。

「稽古が始まる1週間くらい前に自転車を盗まれた。レンタル自転車で、カギをつけっ放しにしていたんです。弁償しないといけない」

 ハードな舞台稽古、公演が続き「筋肉痛が3日後くらいにくる。酒を飲んでも抜けへん」とボヤいていた。

 23日から始まった大阪公演は終了。東京公演はこの日から11月3日まで、東京・六本木ブルーシアターで。