漫才師の中田カウス(65)らが30日、大阪市の「5upよしもと」で会見を開き、同劇場を12月1日によしもと漫才劇場にリニューアルすることを発表した。また、同日に上方漫才協会を新たに発足させることも報告。

 新劇場は現在の5upよしもとと同様に若手中心の劇場となる。漫才だけでなく、コントや諸芸の芸人も出演。

 目の前には同じく吉本が運営し、最大で月間10万人を動員するお笑いの殿堂・なんばグランド花月(NGK)もあり、そこを目指して若手が芸を磨く。

 双子コンビの吉田たちのゆうへい(28)は「劇場が変わるので、そういうときにスターが生まれるもの。その筆頭になれるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 プリマ旦那の河野良祐(28)は「この劇場から新しい漫才ブームが作れたらいいなと思います」と奮起する。

 一方、上方漫才協会はカウスを会長にいただき、吉本以外の事務所に所属している芸人も入ることが可能。若手を中心にバックアップしていく。

 カウスは「師匠方、先輩方、会社から教えていただいて、どうにか漫才一本でメシが食えてる。師匠方にお返ししようとしても、僕らの世代になると師匠方はほとんどいないので、若い子たちに受け継いでもらいたい」と漫才の伝承を誓った。

 また「上方漫才協会大賞」という賞レースを新設することを発表した。