AKB48の38枚目シングル「希望的リフレイン」(11月26日発売)のミュージックビデオ(MV)が29日に解禁され、歴代センター前田敦子(23)、大島優子(26)らが卒業後、初出演した。

 MVは過去のセンター経験者のリレーで、黄金のマイクを、同曲でセンターを務めるAKB48渡辺麻友(20)、HKT48宮脇咲良(16)に渡す内容だ。だが、マイクを奪おうと50人の黒子が追いかけてくる。これを全力疾走で逃げながらマイクをつないでいく。

“バトン”は高橋みなみ(23)からスタート。指原莉乃(21)ら現メンバーに加え、前田、大島、篠田麻里子(28)、板野友美(23)といった卒業組のセンター経験者も見事な全力疾走を見せる。

 そんなMVで気づかされるのは“初代センター”高橋みなみの存在だ。

「インディーズ時代の1stシングル『桜の花びらたち』のセンターは高橋です。というか、AKBは高橋がずっとセンターに君臨していた。比較的新しいファンはAKBの歴史を学んでから、その事実を知るんですよ」(ある出版関係者)

 ファンの間でも諸説あるが、インディーズ時代の2ndシングル、2006年のメジャーデビューシングル「会いたかった」以後もダブルセンターを含めて2nd、3rd、4th、5th、8th、14th、15th、16thなどのシングルで“センター高橋”を挙げる声があるという。

「最初のころは、ほぼ前田と高橋がセンターを務めていたといってもいいと思います。ただ、謙遜なのか高橋自身は“センターはやったことない”“初代センターはあっちゃん”みたいに言うんですよね」(同)

 MVで歴代センターとして最初に堂々と登場する高橋を見たAKBファンは喜んでいるようだ。