タレント・みのもんた(70)の「古希の祝い」が24日、都内ホテルで行われ、自民党総務会長の二階俊博氏などの政治家や里見浩太朗、和田アキ子らの芸能人、さらには銀座のクラブママなど約1000人が出席した。

 発起人には有力芸能事務所の重鎮が名を連ね、来賓あいさつはトヨタ自動車の豊田章男社長、ソフトバンクホークス王貞治会長、プロゴルファー青木功氏の3人が務めた。

 鏡開きはフジテレビの亀山千広社長やテレビ東京の高橋雄一社長、読売テレビの望月規夫社長のほか、日本テレビ、テレビ朝日、TBSの各テレビ局の取締役、そして東京スポーツ新聞社太刀川恒夫会長らが行った。

 各テレビ局の重役クラスが揃ってタレントのお祝いに駆けつけることは、かなり異例のことだが「見落としてはいけないのはこの日の会場スタッフだ」とあるテレビ局関係者は指摘する。

「実はパーティーのスタッフとして働いていたのは、テレビの現場の人たち。ふだんはADや照明、音声といった仕事をしている人たちです。彼らが進んで裏方を務めて、会を支えていたのです。これこそみのさんの人柄を物語る話です」

 みのといえば、スタッフの慰労のためにバスを1台チャーターして東京・赤羽まで行き、キャバレーでどんちゃん騒ぎをしていたのは知る人ぞ知る話。番組がなくなっても、スタッフとみのの“絆”は切れていなかった。

「今、朝は報道番組よりも娯楽性中心の番組が多くて、お昼のワイドショーと変わらない。自分の中ではやるだけやったという気持ちと、やり残したものがあるという気持ちが相半ばしている。お話をいただけるなら、国を動かせるような番組をやりたい」と漏らしていたみの。パーティーに出席した面々の力を借りれば、その“野望”の実現もそう遠くなさそうだ。