【ミズーリ州カンザスシティー21日(日本時間22日)発】ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムでワールドシリーズが開幕した。2010年と12年に世界一に輝いているジャイアンツと雌雄を決する。青木宣親外野手(32)は2番・右翼でスタメン出場した。29年ぶりのワールドシリーズ出場に街は大盛り上がり。街灯の旗やスーパーの窓ガラスなど、至るところで「TAKE THE CROWN ROYALS(王冠を取れ)」のキャッチコピーが掲げられている。

 また、多くの地元ラジオ局では、ニュージーランド出身の女性シンガー、ロードが2013年にリリースし、同年のグラミー賞で最優秀楽曲賞に輝いた「ロイヤルズ」を盛んに流している。KZPTではこの日朝から1時間に1回、「ロイヤルズ」をヘビーローテーションしている。これはサンフランシスコのラジオ局KFOGとKOITが19日(同20日)に「ワールドシリーズ期間中は『ロイヤルズ』をかけない」と発表したことに対抗したものだ。

 両軍だけではなく、ラジオ局も戦っている。最後に笑うのは…。