育児を楽しむパパに送られる「イクメン オブ ザ イヤー 2014」の授賞式が16日、都内で行われ、俳優・石田純一(60)やお笑いコンビ「タカアンドトシ」らが受賞。さらに、今年から「イクメンキャラクター部門」が新設され、タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」の父親で36歳の音楽家とされる「香山ピエール」が選ばれた。

「リカちゃん人形」は昔と変わらず今でも女性から絶大な支持がある。ピエールはフランス出身で、ファッションデザイナーのママ・織江との間に長女のリカと双子のミキ、マキ、三つ子のかこ、くみ、げんの計6人の子を持つ設定だ。

 ピエールは今回の受賞を機に「1年間の育児休暇をもらうことにしました」と発表。フランスでは父親が育児に参加するのが当たり前となっているそうで、今後はツイッターでイクメンぶりを伝えるという。

 1967年に誕生したリカちゃんだが、ピエールが登場したのはその約20年後。週休2日制となり「マイホームパパ」なる概念が出始めたことがきっかけだった。現在はリカちゃんの両親や兄弟だけでなく、おばあちゃんも登場している。

 さらにタカラトミー関係者によると「ここ数年の間で、おじいちゃんを登場させる計画がある」とか。「おじいちゃんの人形がないから、孫が一緒に遊んでくれない。孫娘と一緒に人形で遊びたいから、作ってほしいというおじいちゃんが増えている」

 この日は石田の義父で西武ライオンズの元監督・東尾修氏(64)が「イクジイ(育児を楽しむおじいちゃん)」に選ばれ表彰された。孫の理汰郎くん(1)にデレデレで「甲子園に出るようになるまで、私が教えた方がいいし、少なくともあと十何年ぐらいは教えていかないといけないからな」と野球の指導をもくろんでいる。

 東尾氏のような「イクジイ」が増えるほど、リカちゃんのおじいちゃん誕生も早まりそうだ。