15日午後10時から同時スタートした秋の連続ドラマの話題作・綾瀬はるか主演「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)と、沢尻エリカ主演「ファーストクラス」(フジテレビ系)の初回視聴率が16日、ビデオリサーチから発表され、14・3%対8・8%(関東地区)で綾瀬に軍配が上がった。

「きょうは会社休みます。」は人気同名漫画の実写化で、地味で目立たないOLの不器用な初恋を描くラブコメディー。

 綾瀬にとっては昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」以来の連ドラ。同じ日テレ系「ホタルノヒカリ」で“ヒモノ女”を演じた綾瀬は今回、恋愛経験歴ゼロの“30歳こじらせ女子”の役に挑む。突然訪れた処女卒業シーンがどんなものになるのか、放送前から話題となっていた。

 9歳年下の恋人役は福士蒼汰、ほかの共演者は玉木宏、KAT—TUN田口淳之介、仲里依紗、千葉雄大ら。

 一方、「ファーストクラス」は4月期に深夜枠(土曜午後23時10分から)で放送されたドラマ「ファースト・クラス」の続編。前作は沢尻演じる吉成ちなみが勤務するファッション誌の編集部が舞台で、ちなみ以外「全員悪女」という設定。自己の優位性を態度や言葉でアピールし上下関係を格付けしあう「マウンティング」が話題になった。番組の冒頭と最後に主要人物8人の「マウンティングランキング」が発表され、毎回順位が入れ替わるのも視聴者の興味をそそった。

 最終回で深夜枠としては異例の2桁視聴率(10・3%)をマーク。好評を受けてフジテレビの連ドラとしては史上最速の続編放送が決定。今回の舞台はファッション業界で、キャッチコピーも「私含めて、全員悪女。」。夏木マリ、木村佳乃、余貴美子、倉科カナ、篠原ともえ、市川実和子、ともさかりえ、シシド・カフカらに加え、前作から菜々緒や佐々木希、板谷由夏らも参戦。沢尻が容赦ない手段で女たちの仁義なき闘いに挑んでいく。

 初回は綾瀬に軍配が上がった「処女」VS「悪女」対決。沢尻の巻き返しはあるのか、注目だ。