今年10周年のイケメン若手俳優集団「D―BOYS」が9日、東京・池袋のサンシャイン劇場で初日を迎える15作目の舞台「駆けぬける風のように」(脚本&演出・成井豊)の公開稽古を行った。

 同作は成井が立ち上げた劇団「キャラメルボックス」の人気3部作「風を継ぐ者」シリーズをオリジナル新作として書き下ろした。幕末を駆け抜けた熱き男たちの物語。

 座長で、新選組の架空の隊士・立川迅助役で主演する和田正人(35)は日大時代、箱根駅伝に出場したランナー。劇中、土方歳三のもとに援軍を求めに走る場面が見ものだが「衣装も重いし、低い姿勢になるとはかまを踏んじゃったり大変。35歳ですけど、毎朝ジョギングしているし体脂肪率も1ケタ台をキープ。体力的には大丈夫です」と胸を張る。

 沖田総司を演じる陳内将(26)は「正解がわからない世の中で自分たちの集団に誇りを持つ姿勢を尊敬する。『D―BOYS』と新選組という集団はリンクするところがある」と幕末の志士に思いをはせていた。

 舞台は19日までサンシャイン劇場、24~26日まで大阪・梅田芸術劇場、31日~11月1日まで愛知・名鉄ホール。