女優・米倉涼子(39)が30日、東京・港区のテレビ朝日でドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(10月9日スタート、毎週木曜午後9時)の制作発表に出席した。

 会見はさながら米倉と遠藤憲一(53)の掛け合い漫才となった。遠藤が「以前は『遠藤さん』と呼ばれていたが、今は『憲一』と呼ばれる。両親以外では初めて呼ばれるので新鮮だった」と米倉の“呼び捨て”を明かすと大ウケ。

 対する米倉は「こちらのお兄さん(勝村政信=51)が『呼べ』と言うんで。ただの言葉遊び」と釈明すると、現場で「うれしくて何度も(米倉に)抱きついている」という遠藤に、「本当にやめてもらえますか」と“セクハラ告発”した。

 さらに「いつも現場で一発芸やモノマネばかりやっている」と遠藤の“奇行”を告げ口し、「ここでやってください。ハイ、どうぞ」と背中を押した。

 だが、遠藤は動じない。セクハラについて「致しません」と否定するばかりか、テンション高めに「流行遅れだけど、最近見てハマっちゃって」と、大ヒットアニメ映画「アナと雪の女王」のワンシーンを再現しながら「ありの~ままで~」と大熱唱。勝村は「本人は現場でいつもウケると思ってやってるんだから」とあきれ顔だった。

 また、米倉は「歯医者で歯科助手の方に『うちの子供は何でも“致しません”と言うので、“違う。御意でしょう”としかる。だから、やめてほしい』と言われた」と、ドラマのヒットぶりを表すエピソードを披露して笑わせた。

 本作は米倉が大学病院の医局に属さない“天才フリーター女医”として正論を吐き、大活躍する。「私、失敗しませんから」「致しません」のほか、他の医師による「御意」などのセリフがウケて大ヒット。「相棒」と並ぶ同局の看板ドラマとなり、ついにシーズン3に突入した。