２１日、アイドルユニット「仮面女子スチームガールズ」に新メンバーが加入、新生スチームガールズとして始動した。仮面女子の候補生ユニット「ＯＺ」から朝倉彩花（２０）が昇格。この日、秋葉原の常設劇場Ｐ．Ａ．Ｒ．Ｍ．Ｓ、１部公演で加入式が行われた。

　スチームガールズとして初めての加入式だ。静まりかえった劇場で「仮面の儀」は始まった。神谷えりな（２２）、小柳朋恵（１８）、黒瀬サラ（１８）、澤田リサ（１７）がステージに登場。それから新メンバーの朝倉がゆっくりステージの後方に歩みよった。“空中”から現れたガスマスクを手にした朝倉は、ステージ前方で小柳からスチームガンを受け取り勢いよく噴射。サイリウムでオレンジ色に染まった劇場は歓声に包まれた。この日からステージに小柳が復帰したこともあって、日曜１部とは思えないほどの盛り上がりを見せた。

　この日のセットリストは「ＨＩＧＨ　ａｎｄ　ＬＯＷ」「シャイニーラブ」「どんくさい　Ｄｏｎ’ｔ　ｃｒｙ！！」「ＣＯＳＭＩＣ　ＬＯＶＥ」「ｄｅｓｔｉｎｙ」。登場ＳＥからの「ＨＩＧＨ　ａｎｄ　ＬＯＷ」は朝倉の希望によるものだという。

　２０１２年１０月２１日にアリス十番の妹分としてデビューしたスチームガールズ。現在では動員で上回るなど成長を続けてきたが、当初１０人のメンバーは昇格・脱退など減るばかり。先日明らかにされた月宮かれんさん（享年１７）の訃報、佐倉梨杏（２２）の卒業で半減していた。新矢皐月は休養中だが、初めての新メンバーを迎え入れたスチームガールズが勢いを取り戻すに違いない。

　アリス十番のメンバーから「曲数が増えるので、まずは体力アップ」のアドバイスを送られた朝倉。公演終了後、スチガの先輩メンバーからは「６人のスチームガールズでたくさんの思い出をつくっていきたい」（澤田）、「早く慣れて、いっぱいいじめられて、いっぱい楽しんでいこうね」（神谷）と優しい？言葉をかけられた。小柳は「私がＯＺのメンバーのときに、あやちょはＯＺ研究生として入ってきた。私が卒業してからＯＺに昇格したので、一緒にステージに立ったことはなかった。スチームガールズで一緒のステージに立つのは感慨深い」。センターの黒瀬は「本番前に振りを聞いてきて『先輩になったんだなあ』と実感しました」と笑顔で語った。

　ＯＺから初の仮面女子昇格を果たした朝倉は「まだ緊張しています。遠征もいっぱいあると思うのでスチームガールズを広めていきたい」と意気込む。先日（１３日）の海外ライブ（韓国）には間に合わなかったが、次の大舞台が迫っている。「１０月１３日にＺｅｐｐ東京で仮面女子の２ｎｄワンマンライブがあります。今回は仮面女子として出演できるのでＺｅｐｐ東京で待ってます！」。Ｚｅｐｐ東京のステージに立つことができなかったメンバーの思いを引き継いだ朝倉。仮面女子の目標は「今度こそソールドアウト」だ。

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