演歌歌手・森昌子(55)が18日、都内で全国ツアー「美空ひばり&森昌子 奇跡の競演コンサート」をスタートさせた。

 森はデビュー当時、ひばりさんに声をかけてもらい、自宅で歌唱レッスンを受けていたという。

「14歳から16歳のころが一番密度が濃かったかな。歌に対しては厳しい方でした」と思い出を語った。

 今回のステージはひばりさんの在りし日の映像とともに、森が歌うという内容だ。

「一緒にコンサートというのはなかった。昨年、こういうことをやってみたいと話したんですが、念願がかなった」と笑みを見せた。

 ステージでは代表曲の「川の流れのように」をカバーしたり、「悲しき口笛」では1コーラス目がひばりさんの映像、2コーラス目を森が歌うという趣向で、集まった2000人のファンを沸かせた。

「子供のころはやっぱり、どこかで歌わされているということを感じていたし、悩みも持っていた。もし、ひばりさんが生きておられたら、今の私はどうですかと聞きたいですね」と話した。