覚醒剤取締法違反(所持と使用)などの罪で起訴され、12日午後の判決公判を迎える「CHAGE and ASKA」のASKA被告(56=飛鳥涼、本名・宮崎重明)に対して薬物の専門家たちから「甘すぎる!」の声が飛び出している。


 ASKAは8月28日の初公判で、罪を全面的に認め、二度と過ちを繰り返さぬよう治療に専念すると語っていた。


 そんなASKAを不安視して「治療法を変えないと、また手を出す」とダメ出ししているのは、芸能人専門の薬物中毒治療チームだ。このチームは、過去に覚醒剤で3度逮捕されている三田佳子の次男・高橋祐也氏らの治療にあたっている。


 同チームはマスコミにこそ出ていないが、海外にも更生拠点を持ち、祐也氏の社会復帰を成功させたとされる。


「ASKAのクスリの治療を見ていると、甘いと言わざるを得ませんね。彼は治ってもいないのに、新しい音楽を作りたいと周囲に語っているといいますが、これは甘えているにすぎない。こんな状況で病院を出たら、再びクスリに手を出す可能性は高いですよ」とは、同チームに近い芸能関係者だ。


 前述した三田の次男が覚醒剤から更生した際は「祐也氏は一時ベトナムに1人で行き、人と会うことも禁止され、隔離された家の一室で、厳しい治療に耐えたのだといいます。結果、覚醒剤の魔の手から逃れることができたのだといいますよ」(前同)


 ASKAは現在、千葉市内の病院で治療中と報じられ、元アナウンサーの妻が病院に通う姿も目撃されており、ASKAを支えているといわれている。


「しかし、これも甘いと言わざるを得ません。今、ASKAにしなければならないのは、彼を家族から切り離して、甘えさせずに、幻覚症状が出ても二度とクスリに手を出させないように厳しい生活を送らせることだといいます。もちろん芸能人だからと特別扱いしないことが、今一番大事なことのようですよ」(別の芸能関係者)


 裁判が終わるとはいえ、ASKAの本当の闘いはこれからだ。