クルミを尻で割る特技で「ギネス世界記録」を何度も達成してきた“尻芸人”のチェリー吉武(33)が“ギネス記録の全英オープン”に日本代表として出場し見事優勝、世界チャンプになっていたことが分かった。

 チェリーは英国のテレビ局BBCの番組に呼ばれて、7月に渡英。ギネス公式番組「オフィシャリー・アメージング」の企画で、ギネス世界記録を打ち立ててきた男たちとのガチンコ対決に、日本代表として臨んだのだった。

 ユニークな15の種目に挑戦して、6つの勝利を果たしたことで、米英の代表を破って優勝。さらに、4つの種目で新たにギネス世界記録を達成した。

 凱旋帰国したチェリーは興奮した様子だ。実は、これまでのチェリーの挑戦は英国でも放送されてきた。

「小学校で撮影したときには『ミスターチェリー!』の声がすごくてびっくりしました。サインの列が100人を超えました」。英国での知名度はなかなかのものなのだ。

 小学生ファンの人数が増えすぎたので、番組プロデューサーが勝手にチェリーのサインを書いて配るという“暴挙”に出たが、それでも文句が出なかったという。

 10日発売の「ギネス世界記録2015」には、「日本で一番ギネス世界記録を持っているお笑い芸人」として、チェリーが紹介されている。

「この前、ギネスの日本支社に行ったときに、支社長から『日本のアシュリタ・ファーマンになってください』と言ってもらいました」

 アシュリタは、200以上ものギネス世界記録を持つまさに世界一のチャンピオンだ。チェリーは「2ケタ、いや3ケタの記録を狙います!」と豪語。「お尻で割り箸を割る記録など、自分でも新しい記録を作っていきたい」と息巻いた。