NHKBS1「国際報道2014」(月~金曜午後10時)のキャスター黒木奈々(31)が、胃がんと診断され、治療に専念するため番組を休養することが10日、分かった。所属する事務所の公式サイトが本人の「胃がんと診断されました」などの告白コメントを発表したもの。

 黒木は毎日放送(大阪)の元報道記者で、英語とフランス語が堪能な国際派。同番組開始後の今年4月以降、知的美人キャスターとして注目され、大ブレークする直前だった。

 黒木は「7月末、胃潰瘍穿孔と診断され、その後の経過を見るために行った胃カメラの検査の結果、胃がんと診断されました。あまりに突然のことで、当初は、悔しくて、悔しくて、毎日涙がとまりませんでした」と率直な感想をつづる。

 それでも「告知を受けた当初はあまりのショックで言葉も出ませんでしたが、今は、まずは闘い抜くこと、生きることだけを考えて、日々過ごしています。多くの方々の優しさに触れ、心の底から、感謝する毎日です」などと気丈に語る。

「8月27日のオンエアを最後にお休みを頂くことになりました」と、今後の手術にそなえる。

 最後に「必ず病気に打ち勝ち、皆様の前に戻れる日が来るよう頑張りますので、どうか、温かく見守って頂けると幸いです」と締めた。

 一日も早い復帰が待たれる。