「仮面女子」の派生ユニット「アリス十番」と「スチームガールズ」が台湾と韓国で同時に初公演を行うことが決まり、9日、東京・秋葉原の常設劇場「P.A.R.M.S」で会見を開いた。

「アリス十番」は13、14日に台湾で開催される「Tokyo Crazy Kawaii Taipei」に、「スチームガールズ」は13日に韓国で行われる「ソウルガールズコレクション」に、それぞれ出演。両グループにとって初の海外進出となる。

 一方で、前日(8日)には訃報が舞い込んでいた。「スチームガールズ」の月宮かれんさん(17)が7月初旬、事故死したことが所属事務所から発表されたのだ。

 同じ「スチームガールズ」の新矢皐月(21)は「ご家族の方から(月宮さんの)ブレスレットとネックレスをいただきました」と左腕にはめた形見のブレスレットを見せる。

 その上で「韓国に(月宮さんの)パスポートとメガネも一緒に連れて行きたい。みんなで、かれんちゃんに恥じないステキなステージにしたい」。メガネっ子キャラだった亡き仲間のトレードマークを持参する意向を明かし、初の海外公演の成功を天国に誓った。

「アリス十番」の森カノン(24)は「毎日のようにメンバーは悲しみにくれていたけど…」と目に涙を浮かべながらも、「世界に羽ばたいていきたい」と同調した。

 最後に森は「しんみりしちゃったので」と得意の逆立ちを披露してニッコリ。台湾に乗り込む気概を示した。

 なお、「スチームガールズ」は韓国公演で、月宮さんが作詞した楽曲「デスティニー」を歌唱する予定。