北朝鮮から命狙われたハリウッド俳優

2012年08月17日 18時00分

「ハリウッド一の破天荒俳優」サシャ・バロン・コーエン(40)主演の最新作コメディーが北朝鮮を激怒させてしまった。タイトルは「ディクテーター身元不明でニューヨーク」(9月7日公開)。独裁者をテーマにした爆笑映画だ。そのPR活動の一つが、北の若き元帥の逆鱗に触れたようだ。

 

 お騒がせなサシャが今回やらかしたのが、故金正日総書記とのツーショット写真。当然、合成写真なのだが、今回の映画の主人公が「ワディヤ共和国の独裁者、アラジーン将軍」という設定で、そのテーマにあわせてわざわざ作成したものだ。この写真は今月頭に全世界に発信されたというのだ。

 

 さらにオーストラリアのワイドショーに出演した際には現在の最高指導者である金正恩第1書記に向かって「彼が太ったのはティム・タム(オーストラリアのチョコレートビスケット)を食べ過ぎたから。彼(正恩)には乾電池を2万個送る予定。北朝鮮で唯一の電動歯ブラシを持っている男なのに、北朝鮮では乾電池が売ってないんだから」とコメント。この映像も全世界に発信された。

 

「サシャの元には関係者から『命に気を付けろ』という言付けが届いた。過去にもパレスチナの過激派から脅迫文を送り付けられたサシャですが、この一件で“北”からも狙われることに。北朝鮮と親密な中国では、すでに映画の公開を禁止。サシャのスタッフはアジアでのプロモーション活動に気をもんでいるようです」(ある映画ライター)

 

 ところが、当のサシャ本人は全然命など惜しくない様子。本紙の電話取材に応じたサシャは「命が惜しくないのか?」という問いに「クレイジーだからさ! とにかく笑えることをやりたいんだ」とあっけらかんとしたもの。

 

 まさに“命がけのコメディー”といったところ。まだまだ、この男が何かやらかしてくれそうだ。