米女優らの裸体写真の流出が世界を騒然とさせているが、ハリウッドスターのプライベート画像流出といえば、“お騒がせ”セレブ、パリス・ヒルトン(33)のハメ撮り動画流出事件が有名だ。

 2003年、当時22歳だったパリスは交際相手で映画プロデューサーのリック・ソロモンと撮ったセックスビデオがネットに流出。「あのヒルトンホテル創業者一族の令嬢のモロ出し動画」という衝撃的な事実から、世界中で話題になる大スキャンダルに発展した。

 パリスは問題の動画を有料配信したネット業者を相手取り、名誉毀損などで損害賠償3000万ドル(約30億円)を求め提訴。一方、AVメーカーがリックの許可を得て、動画に「ワンナイト・イン・パリス」というタイトルをつけたDVDを販売し、全米で60万枚を売り上げる大ヒットとなった。

 パリス同様、セレブタレントとして人気のキム・カーダシアン(33)も07年、当時恋人の米歌手レイ・ジェイと撮ったセックスビデオが流出。キムは、これを商品化しようとした米AVメーカー最大手ビビッド・エンターテイメントを訴えた。裁判はビビッド側が500万ドル(約5億円)の和解金を支払うことで決着している。

 パリスとキム以前で知られるのは1995年、セクシー女優パメラ・アンダーソン(47)と当時の夫でロックバンド、モトリー・クルーのドラマー、トミー・リー(51)が新婚旅行で撮ったベッドインのプライベートビデオが流出した騒動が広く知られる。

 アジアでも08年、香港の人気俳優エディソン・チャン(33)所有のセックス画像が流出。セシリア・チャン(34)ら多くの有名女優が被害に遭う大事件となった。

 著名人のプライベート画像の流出は珍しくはないものの、今回のように100人規模での一挙流出は、ネット時代とはいえ誰一人として想像すらできなかっただろう。