宮崎駿氏快挙の裏で割を食った大物女優

2014年08月31日 11時00分

「アカデミー名誉賞」を受賞した宮崎駿監督

 アニメ映画監督の宮崎駿氏(73)が米国の「アカデミー名誉賞」を授与されることが29日、明らかになり、日本の映画界が沸いた。


 宮崎監督は2003年に「千と千尋の神隠し」でアカデミー賞長編アニメ賞を受賞。その後も2作品のノミネートを果たした。名誉賞は長年にわたる映画界への貢献度が認められた人物に与えられるもので、昨年9月に長編アニメ製作からの引退を発表したことも関係していると見られる。宮崎監督は受賞を受け「リタイアした人間に賞なんかいらないと本当は思っていますが、光栄です」とコメント。11月8日にハリウッドで行われる授賞式には出席するという。


 日本人の受賞は、1990年の黒澤明監督以来24年ぶり2人目。この快挙の裏で“あおり”を食ったのが、日本を代表する女優の吉永小百合(69)なのだという。


 実は吉永は自らがプロデューサーで主演も務めた「ふしぎな岬の物語」(10月11日公開)が現在、カナダで開催中の「モントリオール世界映画祭」のコンペ部門に出品されていて、28日に現地入りしているのだ。


「吉永さんが企画から携わっておりスタッフも気合が入っている。複数のメディアを連れ、大々的にPRしようとしています」(映画宣伝関係者)


 モントリオール映画祭は毎年、日本作品が高い評価を得ているだけに同映画も賞レース争いに絡んでくる。もし、何か賞を獲得すれば、十分PRとなるだろう。だが「この宮崎監督のニュースがかぶってしまっただけに、インパクトも薄まってしまいましたね」(前出関係者)というわけだ。


 さらにある映画プロデューサーからは「モントリオール映画祭は日本作品が選ばれやすいといううわさは絶えない。というのも、同賞は世界3大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン)に比べれば、格下のため世界的にはあまり重要視されてない。それでも日本では海外の賞がもてはやされる傾向にあるので『同映画祭を取り上げてもらうために賞をあげている』と関係者の間では言われている」との指摘も。踏んだり蹴ったりといったところか。