演歌歌手の冠二郎(65)が29日、新曲「どうせこの世は成り行きまかせ」発売記念バーベキューパーティーを東京・ホテルニューオータニ東京で行った。

 このパーティーは毎年8月の最終金曜に開くのが恒例となっている。冠は「厳しい歌謡界を生きてきたから、このパーティーもいつなくなるか心配で心配で。でも、師匠(作詞家の三浦康照氏)やスタッフのおかげで、今年の24回目を迎えられた」と感慨深げ。

 さらに「紅白に出た1992年のパーティーで、『炎』を『燃えろ燃えろ!』と熱唱したら、翌年、この会場が火災に遭ってね。次はないかと思ったら新しい建物ができて、(紅白出演の)縁起がいい場所ということで続けさせてもらった」と思い出を披露した。

 大みそかのNHK紅白歌合戦は95年の出演以来、遠ざかっているが、「師匠が冠をもう一回、紅白出さないと死んでも死にきれないってね。周りの後押しもあって、真剣に狙おうかと。人間夢があるから生きられる。もう一度、返り咲きたい!」。

 その布石か「9月16日にNHK歌謡コンサートに出ます」と、ちゃっかりアピールも忘れなかった。