覚醒剤取締法違反(所持、使用)などの罪で起訴された人気歌手ASKA被告(56=飛鳥涼、本名・宮崎重明)が必死で“守ろう”としている栩内(とちない)香澄美被告(37)は、7月22日に行われた初公判で「身に覚えがない」と罪を全面的に否認した。これについてある財界関係者はこんなことを話している。

「栩内被告がかたくなに否認を貫いているのは、恩義がある(パソナグループの)トップに気を使ってのもの。ASKAも口裏合わせのような発言を繰り返している」

 そんな中で当局は“執念の捜査”を見せていた。その成果が、ASKAの“第2の愛人”の存在や栩内被告の家の換気口から検出された、覚醒剤をあぶった際に発生する副流煙による成分だ。

 さらにはパソナグループの企業への事情聴取に際して、なんと“イケメン捜査官”を投入していたことも本紙の取材で分かった。

「グループ企業は女性社員の割合が普通の企業よりも多く、情報を握る重要なポジションについている女性も多い。スムーズな捜査を行うために、好印象を与えるイケメンエリート捜査官が投入された。一般の方は“まさか!”と鼻で笑うかもしれませんが、その心理的な効果はバカにできない。事情聴取での緊張を解きほぐす中で、思わず話してしまうこともある」(捜査関係者)

 このパソナグループが保有する「仁風林」でのパーティーで、ASKAと栩内被告は知り合った。この他にも様々な有名人がこの施設で交流していたとみられるが、イケメン捜査官を投入した効果は表れているようだ。

 前出捜査関係者は「当局は出入りしていたかなりの数の有名人を把握した。中には聞いたら驚くような大物芸人の名前も挙がっている。もちろん、すべてが薬物と関係しているわけではないので、現在はそれを調べている最中」と明かした。