ASKA 栩内被告擁護発言で裁判官の心証悪化か

2014年08月29日 16時00分

ASKA被告

 覚醒剤取締法違反罪、麻薬取締法違反罪で起訴され、28日の初公判で検察側が懲役3年を求刑した歌手ASKA被告(56=飛鳥涼、本名・宮崎重明)が「大事な人」などとした栩内(とちない)香澄被告(37=覚醒剤取締法違反罪で起訴)に関する発言が波紋を広げそうだ。自分はおろか、かばってみせた栩内被告にも不利な状況を招きかねない。

 ASKAと同日に逮捕された栩内被告との今後の関係について、ASKAは「この場で言うのは無理」と思わせぶりな発言をするにとどめた。栩内被告は捜査段階から一貫して薬物使用を否定しており、有罪を立証しようとする検察側とのせめぎあいが続いている。

 ASKAは自身の罪を認めているだけに、栩内被告との絶縁を誓っておけば、更生への強い意志をアピールできるところだった。栩内被告に関するASKAのあいまいな発言は、わざわざ裁判官に今後への疑念を抱かせ、心証を悪くした可能性もある。

 求刑の懲役3年は、近年の薬物事件でいえば、女優酒井法子(43)や小向美奈子(29)の1年6月の2倍。いずれも同じ量刑の判決で3年の執行猶予がついた。ASKAは同じ初犯で罪を認めているが、検察側は常習性があるなどとして3年を求めたもよう。識者からは、実刑は避けられたとしても「保護観察がつく可能性が高い」との指摘もなされている。

 この日の法廷では洋子夫人(59)の情状酌量を求める書面も読み上げられたが、それを台無しにしかねないASKAのあいまいコメント。9月9日の栩内被告の第2回公判でも、突っ込まれる材料になる可能性もある。本人ばかりか、家族や栩内被告にもプラスにならない発言だろう。