地道なツイッター作戦で「それ行けカープ」CDセールス急上昇

2014年08月31日 09時00分

売り上げ好調の「それ行けカープ」

 いよいよペナントレースも大詰めになってきたが、その熱気にあわせて音楽商戦でも大きな波が来ている。

 今年のプロ野球界は、なんといっても「カープ女子」という言葉がはやったほど広島カープが注目された。現在もCS圏内を維持し、23年ぶりの優勝も夢ではない。

 この盛り上がりで、業界的にスポットを浴びたのが、1975年に作られた応援歌「それ行けカープ」。これまでも様々な歌手が歌うバージョンが各社から発売されていたが、ここにきて「野球関連の音楽CDの売り上げが急上昇している」(音楽関係者)と驚かれているのが、この7月にリリースされた日本コロムビアの「それ行けカープ」だ。

 歌うのは「広島県民なら誰もが知っている」(関係者)演歌歌手・南一誠(61)。とはいえ、ブームの中でリリースしたからといって、即売り上げ大爆発となるほど甘くはない。そこでスタッフが考え出したのが、ツイッター作戦だ。

「東京にいるファンは広島戦をテレビで見ることはほとんどない。だから、ケータイでチェックする人が多く、試合経過をツイッターで書き込んでいるファンもいる。そこにうまく連動できるようなサイトを立ち上げ、7回には『ラッキー7です。歌いましょう』などと書き込んでアクセスを増やそうと、地道な努力をしていますよ」と同関係者。

 ツイッターの更新をしているのは、コロムビアの広島出身の社員を中心とした面々。地道な作業だが、認知度が高まるにつれアクセスが増えている。

「結果的にCDへの売り上げにもつながってはいる。大々的な宣伝もしてないし、売り出し当初は“1万枚いけば…”なんて言ってましたが、広島の調子に合わせて、確実に数字は伸びてきてますね」と同関係者。

 23年ぶりの優勝となれば、さらなるフィーバーがCDの売り上げを後押ししそうだ。