ちはるも見た! アメリカン・コミックの人気キャラクター「バットマン」に扮した男性が三輪バイクに乗り、爆走する姿がインターネット上を中心に話題となっている。千葉県内で頻繁に目撃されることから「千葉ットマン」と呼ばれるこの男は一体何者なのか? 本紙が24日に目撃したタレントのちはる(44)を直撃すると「真正面を見つめて正直怖かった!!」と興奮気味の反応が…。テレビでも報じられ、海外通信社も関心を示すなど話題騒然の謎の千葉ットマン。ちはるの口からは、まさかの“交通被害”も報告された。

「24日の夕方にダンナと高速(道路)を走っていて、後ろから黒い影が近づいてきたので、何だろう?と思ったら、バットマンだったんですよ。ビックリした~」

 そう証言するのは、タレントのちはるだ。伝説のバラエティー番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」のミモー役など、1990年代に活躍したちはるをもってしても、バットマンの姿は異様だった。ただのコスプレではない。異様にクオリティーが高かったのだ。

「前傾姿勢で真正面をじっと見据えてた。私たちが“キャ~、キャ~ッ”と騒いでいても『興味ない』みたいな感じ。完全にバットマンになりきってましたね。アレ、中の人は日本人じゃないんじゃないかなぁ。(リアルすぎて)ちょっと怖かったですもん!」

 ちはるは一部始終をケータイの動画で撮影し、ネット上にアップ。瞬く間に話題となり、ユーチューブの再生回数は11万回を優に超えた。民放テレビ局も取り上げている。

「こんなに話題になるとは思わなかった。フェイスブックにアップしたら、知らない人から友達申請が来ましたもん。そういう人たちが『いま話題の千葉ットマンだ』と教えてくれたんです。東スポさんからも取材が来てビックリです(笑い)」

 ただ、話題になりすぎて、ちはるのフェイスブックには不特定多数から千葉ットマンに関する最新情報が随時入ってくるようになってしまった。これにはちはるも「『もう結構です!』と東スポさん書いといてください」と少々お困りのようだ。

 一方でちはるは意外な“交通被害”も明かす。

「千葉ットマンはずっと左車線を走っているので、中央車線の車は近くで観察しようとスピードを上げたり、急に減速するので危ないんですよ! 本人は気持ち良さそうに走ってたけど(笑い)」

 リアルすぎるコスプレにも問題がありそうだ。千葉ットマンが身に着けているマントは推定2メートル。本紙が関係各所に取材したところによると、前傾姿勢で走る分にはいいが「よっこいしょ」と姿勢を上げようものなら、マントが後輪に巻き込まれ転倒事故や玉突き事故につながる恐れがある。その場合、道路交通法第70条の「安全運転の義務」に抵触し、同法違反で検挙される可能性もある。また“長すぎるマント”は、ナンバープレートが見えにくい状況を生じさせるなら、道路運送車両法違反に当たるという。

 千葉ットマンは千葉県内を中心に目撃されており、一説にはこんな情報もある。

「バットマンコスプレの世界では『師匠』と呼ばれていて、ほかにも弟子がいる。敵役のジョーカーやタリアも存在し、バットマン軍団で映画のワンシーンを再現することもあるとか。千葉ットマンの正体に関しては『40代のただのオッサン』という情報もあるが、いまだ定かではない」(事情通)

 ツイッターでは千葉ットマンを師匠と仰ぐ男性が「千葉のバットマンは私ではなく知合いのバットマン。この方が一式揃えた事で前から欲しかった装備を購入する踏ん切りが着いたということでは師匠に当たります」と、ツーショット写真を掲載。海外の通信社も取材を申し込むほどこの話題に興味を示す。

 それにしても、これだけ話題になれば、同じ千葉のゆるキャラスター・ふなっしー超えも夢ではないかも!? ただし、前出のちはるは「ちょっと怖いから、ゆるキャラは無理でしょ」との評価だったが…。

☆ちはる=1970年3月24日生まれ。千葉県出身。10代からモデルとして活動し、21歳時に出演した「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」で注目される。今年はドラマ「アリスの棘」や情報番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」などに出演。「犬とあなたの物語 いぬのえいが」(2011年)などの映画のほか、CM、舞台と幅広く活動している。