TBS「家族狩り」視聴率惨敗も内容には評価の声

2014年08月27日 11時00分

松雪泰子は好演ともいわれているが…

 この夏のドラマで話題をさらっているのが木村拓哉(41)主演の「HERO」(フジテレビ系)だ。その陰で「もっと数字が取れたのでは?」とささやかれているのが、松雪泰子(41)主演の「家族狩り」(TBS系)だ。


 毎週金曜日午後10時放送で、初回こそ10・5%と2桁だったが、2回目以降からは1桁続き。この夏、TBSは5本のドラマを送り出したが、すべて平均視聴率1桁と大惨敗している。ここ数年、「振り向けばテレビ東京」と言われる位置におり、苦しい視聴率状況を如実に表しているようにも見えるが、「もったいない」といわれている作品が「家族狩り」だという。


 あるTBS社員は「局の内外で言われるのが、『面白いんだけど、子供には見せられない』『家族で見れない』ということ。うちに11時あたりの深夜ドラマ枠はないけど、いろんなところで『深夜なら…』ってのは多かった。それこそ深夜だったら、と後悔されている作品だよ」と語る。


 このドラマは直木賞作家・天童荒太氏の同名小説を原作としたヒューマンドラマ。一家心中事件を発端に、3つの家族の姿を通して、家族とは何かを問いかける。題材としてはかなり“ハード”な作品で、局員が「深夜なら」と思いたくなるのも、無理はない。


 ある制作会社関係者は「この期間に、ドラマのテーマをほうふつとさせるような佐世保女子高生殺人事件が起きた。そのくらいハードな作品なんですが、こういうことが起きると『番組の影響か』とか、『番組打ち切りも』と一騒動あったり、盛り上がってもおかしくない。だけど、あまりに数字が悪くて、話題にもならなかった。結構、テレビ的には良い作品と評判なんですけどね」と話す。


 良い作品だから視聴率が高くなるというものでもないが、これがいまのTBSの“流れ”というものなのかもしれない。(視聴率はすべて関東地区、ビデオリサーチ調べ)