氷水チャリティーに逆風「セレブのバカ騒ぎ」「不謹慎」

2014年08月23日 08時00分

「アイス・バケツ・チャレンジ」でDeNA中畑監督もバシャー!

 難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者への支援を表明するため、頭から氷水をぶっかけるアイス・バケツ・チャレンジ運動が爆発的な広がりを見せているのは、本紙が昨報した通り。一方で「バカ騒ぎし過ぎだ」との批判の声も日増しに膨れ、とんだ“冷や水”を浴びせられている。

 6月ごろに米国で始まったこのチャリティー運動のルールは、指名を受けた者が24時間以内にALS協会に100ドル(約1万円)を寄付するか、氷水をかぶるか、というもの。両方とも選んでもOKだ。氷水をかぶる動画をネット上に掲載したうえで、再び3人を公開指名する方式で、世界中にネズミ算式に広がっている。

 先週から日本でも著名人の間で広がり、楽天の三木谷浩史社長(49)、作詞家の秋元康氏(56)、AKB48の渡辺麻友(20)、ジャーナリスト田原総一朗氏(80)らのほか、キス騒動の渦中にあるフィギュアスケートの高橋大輔(28)や安藤美姫(26)らが“氷つながり”で参加した。

 だが、ブームとなれば問題も。氷水をかぶるだけではつまらないと、水が入ったドラム缶に頭から突っ込むなどエスカレートしており、思わぬ事故となりかねない。広島での土砂災害事故も重なり「水害で苦しんでいる人がいるのに不謹慎」「セレブたちのバカ騒ぎか」とシラケムードも漂い始めている。

 サイバーエージェントの藤田晋社長(41)やタレントの武井壮(41)らは、氷水かぶりを拒否し、ネット上で拍手喝采となった。カリフォルニア州が「500年に一度」の水不足に悩む米国でも「水の無駄遣い」との批判があり、氷水に代わる方法が提案され始めている。「強制性があるのはおかしい。夏休み明けの子供たちの間で氷水かけイジメや1万円カツアゲが流行しかねない」とイジメ助長を懸念する声も出ている。

 日本ALS協会は「冷たい氷水をかぶることや、高額の寄付をすることは強制ではありません。くれぐれも無理はしないようにお願いします」と呼びかけているが…。