フジのホラー番組“本当に映っていた”心霊映像を分析

2014年08月21日 16時00分

 これは真夏のミステリーか。16日に放送されたフジテレビ系ホラーエンターテインメント番組「ほんとにあった怖い話 15周年スペシャル」のショートドラマの一場面で、鏡におかしな顔が映っていると話題になっている。

 奇妙な顔が映っていたとされるのは、16日に放送された「ほん怖」の「闇への視覚」というショートドラマだ。

 ストーリーは、宮崎美子(55)演じる女性が働く工場で、黒木瞳(53)演じる霊の見える女性が新たに働き始めると、黒木の視界には工場のあちこちに“いないはずの人”が見え、宮崎には若い男性(町田啓太=24)の霊がつきまとって何かを訴えかけてくるというものだ。

 その終盤、宮崎と黒木がロッカー室で会話する場面で、宮崎の背後にある鏡に妙なものが映った。宮崎が顔を正面に向けて「さっきから変よ」とセリフを言うその後ろ、本来なら後頭部が映っているはずの鏡に、正面を向いた顔が映っているのだ。

 映っているのは一瞬だが、コマ送りすると頬骨と口元らしき部分が見え、ニヤリと笑っているようにも見える。しかも宮崎はセリフを言いながら動いているが、その顔は、ずっと止まっているのだ。果たして、この顔の正体は何なのか。

 フジテレビ広報は本紙の問い合わせに「また映っていたんですか!」と驚いた後、ファクスで書面回答した。

「放送後に気づきまして、映像を確認しました。撮影当時、周囲に大勢のスタッフがおりましたので、撮影スタッフの誰かが映り込んだ可能性がありますが、真相は分かりません」

 スタッフなのか、それ以外なのか、グレーなままだ。民間伝承において鏡は“幽霊が映り込む”ものであり、今回のような現象は霊現象なのだろうか。

 オカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏は、こう語る。

「この映像を検証したとき、当初はカメラマンの顔かと思ったが、よくよく見ると違うかもしれない。映像を切り取って拡大すると分かるのだが、宮崎美子の右耳が写りこんでいるようだ。彼女の耳が人間の顔の頬と目に見えているだけであり、心霊写真ではないと思える。どちらにしろ、多くの視聴者に幽霊を幻視させたのは、監督の演出効果と、黒木瞳と宮崎美子の魔性の演技力によるものだろう」

 今回はネットで心霊現象と騒がれ、フジテレビでさえ不可解な映像だとしたが、山口氏のプロの目で意外な答えが出た。