自称平均年齢63・5歳の大阪のおばちゃんで構成された、ご当地アイドルユニット「オバチャーン」が18日、東京・国立代々木競技場リゾートステージで行われた、ライブイベント「a―nation island stage」に出演した。

「大阪のおばちゃんパワーで世界を元気に!」をコンセプトに2011年に結成され、今年4月に「オバチャーンのテーマ」でメジャーデビュー。ユーチューブに公開した同曲のミュージックビデオの再生回数は90万回に迫る勢いだ。

 この日はAKB48の“神7”ならぬ“仏セブン”と呼ばれる精鋭メンバー7人が、炎天下の野外ステージに登場。センターの舟井栄子(66)らメンバーは「オバチャーンのテーマ」と、この日から配信されたセカンドシングル「オバレゲエ」を熱唱した。

「暑い~!」「疲れた~!」とメンバーはやや息切れ気味だったが、大阪のオバちゃんが常備しているといわれる“アメちゃん(アメ玉)”をステージ上から投げ入れるサービス精神を見せた。

 囲み取材では“おばちゃんパワー全開”で、舟井らは「目指すは紅白歌合戦! 今年の賞は総ナメにします」と豪語。脇妙子(63)も「NHKホールの場所だけは覚えた」と大みそかに照準を合わせている。

 本紙が「みなさん、アイドルグループなんですか?」と聞くと、全員で「何だと思ってるんですか!? アイドルでしょ!」と猛抗議し、ライバルに「AKB48」を挙げた。

 船井らは「AKBの次はオバチャーン。(メンバー総勢)47人やけど、負けへんで。気持ちは38歳。勝ってるのは年齢と人生の重みです」と気勢を上げた。