オタク狙い? ホンダがコミケに初参加したワケ

2014年08月15日 17時41分

DJユヅキのコスプレをする本田のブーススタッフ

 世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット86」(3日間開催)が15日、東京ビッグサイトで開幕した。
 
 例年アニメやゲーム会社などが企業ブースに参加しており、今年は本田技研工業が初めて単独で参加した。
 
 ブースでは「クルマ ツナゲル ココロ。ヒトとクルマの新しいカンケイ」をテーマに「バーチャルドライブシアター」を展示。搭乗するとホンダの萌えキャラ「メイリン」が音声でサポートしてくれる。ブースの周りではコスプレのスタッフが案内したりとコミケ仕様だ。
 
 今回のコミケ出展の経緯についてホンダの担当者は「車の宣伝ではなく、車をコミュニケーションの媒介とすることはできないか。そんな考えの一つのアプローチ。コミケは表現者として素晴らしい場所で一つのチャレンジだと考えています」と答える。
 
 社内では「自動車の購買層とは違う」との意見もあったが議論の末、今回の出展に至ったという。
 
 ライバルのトヨタは「機動戦士ガンダム」とコラボレーションした製品「シャア専用オーリス」を昨年10月に発売している。
 
 ホンダのコミケ参加はオタク層へのアプローチなのか?「我々としてはオタク層というターゲットとして狙ったわけではない。車を買う人、買わない人。そういう限定的なものではなく表現の場として使った」と否定した。
 
 ブースには多くの来場者が訪れ「よい反響をいただいている」(前述の担当者)。時間帯によっては行列もできていた。
 
 今年冬の参加については「今回の結果次第」と語るが、手応えは確実につかんでいた。