元トラック運転手の演歌歌手 デコトラで全国ツアー

2014年08月18日 11時00分

元トラック運転手という異色の経歴を持つ竹村こずえ

 元トラック運転手という異色の経歴を持つ女性演歌歌手がいる。4月にデビューした竹村こずえ(36)がその人。

 18歳から21歳までの3年間、トラックドライバーの仕事をしていたことから“ガテン系演歌歌手”の異名を取る。3人の子供を育てるシングルマザーでもある。

 この経歴を生かして竹村はこの夏、変わった企画に挑む。デコレーショントラック(デコトラ)に乗って全国を回るツアーを開催するという。

 過去に例を見ない“デコトラ全国ツアー”は16日、新潟・小千谷市の信濃川河川敷で行われるチャリティーイベント「中越地震復興&東日本大震災 チャリティー大会 in 新潟」でスタート。デビュー曲「能登の海鳴り」を引っさげ、「全国30か所以上を1年かけて、デコトラで回る予定」(関係者)。デコトラ好きで結成された日本最大のボランティア親睦団体「全国哥麿会」(うたまろかい)のバックアップを受けるという。

 竹村は「『全国哥麿会』の支援をいただいて、できる限り多くの土地で歌唱してまわりたい。私の原点でもあるトラックを通じて、全国の皆さまに歌を届けたい」と意気込んでいる。竹村がトラック運転手時代から親交がある「全国哥麿会」田島順市会長は「“第2の八代亜紀”のようになってもらいたい」と願いを込めた。

 八代は1973年に「なみだ恋」がヒットし、NHK紅白歌合戦に初出場した。同曲は特にトラック運転手の心をガッチリつかみ、“トラック野郎の女神”とあがめられた。同会長はその再来を期待しているわけだ。

 竹村のファンからは「歌声がひばりさんに似ている」と、昭和の大スター・故美空ひばりさん(享年52)と重ねる評価も続出している実力派演歌歌手。“デコトラ全国ツアー”を達成し、紅白出場の切符をつかめるか。