大阪維新の会の山本景府議(34)の“LINE威圧騒動”で飛び火したのがテリー伊藤氏(64)だ。

 11日放送の日本テレビ系「スッキリ!!」のなかでこのニュースが紹介されると、テリー氏は「VTR見ててもこの人キモいもん!」とバッサリ。これに山本氏が激怒し、12日に自身のブログで「一部報道内容(テリー伊藤氏による『キモい』連発発言)について、しかるべき対応を取ります」と宣言し、放送倫理・番組向上機構(BPO)に人権侵害を申し立てた。女子中学生に「キモい」と言われ激高したパターンと全く同じ構図だが、山本氏は一歩も引く気はない。ただ、現時点ではBPOに申し立てを行っただけで、実際に審議入りされるかは未知数。しかも、BPO担当者いわく「今月は夏休みもあるので、審議入りの是非を決める委員会自体の開催がない。次回の開催は9月16日です」。結論までには相当時間がかかる。

“親分”にも見放されてしまった。橋下代表はこの日、「何か言われたから、BPOとか人権侵害とか言うのは議員の対応としてふさわしくない。僕らの立場ならキモいぐらい言われるのは当たり前。僕もコメンテーターの時、近いことを言っていた」と述べ、テリー氏擁護に回った。

 渦中のテリー氏は本紙の取材に「僕もよくわからないことになっちゃってね…。局の幹部で話をしていると思うので、僕の方からはノーコメントでお願いします」と話し、日本テレビ広報・IR部は「山本議員のブログの内容は確認しましたが、現時点で当社からコメントすることはありません」と書面で回答した。