アイドルグループの「℃-ute(キュート)」(矢島舞美=22、中島早貴=20、鈴木愛理=20、岡井千聖=20、萩原舞=18)が1日、都内で行われた「第3回 JUNONプロデュース ガールズコンテスト」にスペシャルゲストとして登場した。

 未来のスター発掘を目的にした同コンテストで見事、グランプリに輝いたのは茨城県出身の14歳、染野有来(そめの・ゆら)さん。目元が滝クリ似の美形で「本当に信じられない。自分なのかなって思いました」と喜びを口にした。

 今回のイベントで、女子限定の会場を盛り上げたのがキュートのミニライブ。新曲「悲しきヘブン」などを熱唱すると、来場した女の子たちがサイリウム(ペンライト)を振りながら「まいみ!」「あいり!」とコンサート会場並みの熱気だった。

 いまやアイドルたちが尊敬する「ナンバーワン実力派グループ」として急上昇中のキュートだが、「とんねるず」の石橋貴明(52)から受けた“屈辱”をバネにはい上がってきたのだという。

「もう10年ぐらい前の話ですが、実はキュートのデビューは同じ事務所の同期たちより遅かった。ほかの同期で結成されたアイドルグループ『Berryz工房』がデビューし、直後に石橋が司会を務めた音楽番組に出演したんですよ」(あるテレビ局プロデューサー)

 その場で石橋が「Berryz工房」に対して「ほかの同期メンバーたちはどうしてるの? くさっちゃってるんじゃないの?」と現キュートメンバーをいじったのだ。当時はまだ、みんな10歳前後。前出プロデューサーは「大人ならギャグだって笑い飛ばせますが、当時のメンバーたちはまだデビューすら決まってない状態。子供心をすごく傷つけられてショックをうけたそうです」と話す。石橋の心無いひと言がキュートに“雑草魂”を植え付け「ブレークして貴さんを見返そう!」(同)と一致団結したのだという。ある意味、石橋のおかげ?