映画タイトル「バカヴォン」に込めた思い

2014年08月01日 15時00分

バカボンのパパ

 来春公開されるギャグ漫画の金字塔「天才バカボン」の初の長編アニメ映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」。「バカボン」ではなく「バカヴォン」なのは、どんな意味なのか

 本紙は映像クリエーター・FROGMAN氏を直撃した。映画のタイトルが「バカヴォン」になっている理由については「ボンとヴォンは意味が大きく異なります」。そもそも、赤塚氏が命名した「バカボン」は、「馬鹿梵」という言葉に由来するものだという。

「ボンは梵。ヒンズーや仏教世界で言うところの宇宙の根本原理を意味する『ブラフマー』と私は考えます。おそらく赤塚先生にとって世の中は馬鹿げてて、それでいてかわいらしく愛すべき存在だったのでしょう。そこで『バカボン=馬鹿梵』と名付けていた」

 そのボンをヴォンに置き換えることで何が起きるのか。同氏は「私は根本原理から逸脱し、新しい世界の再構築を試みたのです。バカボンが万物の創造主たるブラフマー(梵天)であるならば、本作は破壊と再生の神シヴァ。シヴァの名の『V』の文字を本作のバカヴォンに込め、新しいバカボンワールドを皆様にご披露したい」と意気込みを語った。

 これを聞くと、頭がこんがらがりそうだが、一見の価値がありそうだ。