俳優・三浦春馬(24)主演で実写映画化される「進撃の巨人」の追加キャストが30日、公式サイトで発表された。併せて、2015年夏に前後編2部作連作として公開されることも明らかになった。

 同作品はコミックスの累計発行部数4000万部を誇る超人気作品。圧倒的な力を持つ巨人と、それにあらがう人間たちの戦いを描いたファンタジー漫画。昨年、アニメ化され社会現象にもなった。

 今回発表された新キャストには長谷川博己(37)、石原さとみ(27)、水原希子(23)、本郷奏多(23)、三浦貴大(28)、桜庭ななみ(21)、松尾諭(38)、ピエール瀧(47)、國村隼(58)と若手に実力派を織り交ぜた豪華な面々。ただし、それぞれの役どころは明かされていない。

 しかし長谷川は「私の役は…、まだ多くを語れませんが、最強の男、という役だけあって、なぜ私にオファーをいただけたのかを考えつつ、思いっきり楽しんで演ろうと思っております」とコメント。「進撃の巨人」で“最強の男”といえば、リヴァイ兵長が思い浮かぶが…。

 女性ファンも多い作品で、オファーをもらってから原作にハマったという石原は「正直プレッシャーに押しつぶされそうです。でもこんなにも魅力的なキャラクターを演じられるのはこの上なく幸せです。最後まで自分を奮い立たせて戦い抜いていきます!」とコメントした。

 派手なアクションがウリの作品とあってそれぞれ苦戦している様子。アクション初挑戦の水原が「アクションシーンが多いこともあって、過酷な撮影が多いのですが、良い作品にしようと日々頑張っています」と苦労を語れば、ピエールも「キャスト全員ハードな撮影にヘコみながら切磋琢磨しております」とコメントした。

 メガホンを取る樋口真嗣監督(48)は「これ以上はない、最高のキャスティングが完成しました」と自信を見せ、「みんなで励ましあいながら心臓をささげつつチームワークで目の前に立ちはだかる巨人や壁という限界に挑戦しています。スタッフもキャストも極限状態、心の支えは原作愛で来年まで走り抜けます!」とチームの結束の固さを強調し、決意を新たにしている。