2014年上半期、奇跡的なカムバックを果たした芸能人といえば、真っ先にヒロミ(49)の名前が挙がるだろう。この10年間、ほとんどテレビで見かけることはなかった。ところが、この春ぐらいからは見ない日がないというほどフル回転している。そもそもヒロミが“消えた”のは、その態度のデカさが大御所、堺正章(67)の逆鱗に触れたためといわれていたが、今回の復活劇の裏にもマチャアキが動いていたという。どういうことか――。
「あのヒロミさんがスタッフにあいさつしたり、後輩芸人にイジられたりするのを見ると、なんか感慨深いものがありますね。最近またテレビに出るようになってからは、テレビマンの間でもすこぶる評判はいい」
こう語るのは、10年以上前のヒロミの姿を知る芸能プロ関係者だ。
15~16年前の全盛期にヒロミはレギュラーを10本ほど持ち、本人がテレビ番組で明かしたところによると、過去最高月収は5000万~6000万円だった。年上タレントにも平気でタメ口をきくなど、生意気そうなキャラが受けたのだが、裏でも完全に“てんぐ”状態で生意気どころではなかったという。
「まあカメラが回っていないところでもひどいものでしたよ。先輩たちへのタメ口はもちろん、気に入らないことがあるとスタッフを怒鳴りつけるのは当たり前。生番組でCMに入った瞬間、灰皿もないのにたばこに火を付けたり。スタッフに灰皿を持ってこいという無言の命令ですよ。とにかく傍若無人という言葉が当てはまった」と前出関係者。そもそも巷間言われているように、ヒロミは番組で共演していた堺に「マチャアキ」と気安く声を掛けたことで怒りを買って、一気に干されてしまったのか?
「堺がヒロミの態度を面白く思っていなかったというのは本当でしょうが、堺がどうこうしたわけではない。むしろ周囲が勝手に堺の考えを拡大解釈してヒロミを起用しなくなったという側面が大きいでしょう」(テレビ局関係者)
だからといって堺とヒロミの仲は決して良好と言えるものではなかった。
そこで仲を取り持ったのが、共通の友人である俳優・岩城滉一(63)だったとか。「岩城が間に入り、2人の仲も復活したようです。その結果、今年2月にはヒロミのブログに堺が登場。テレビマンはこれを和解のサインと受け止めた」(同)
そのせいか、5月に堺が司会のTBS系「新チューボーですよ!」にヒロミがゲスト出演し、堺と10年ぶりに共演を果たし、不仲説をネタにする余裕を見せた。実際に「2人のコンビネーションはバッチリで、番組収録中の空気はたいへん良かったそうです」(同)とのことだ。
最近はテレビで愛妻家の一面を見せるなど、すっかり大人になったヒロミの復活劇の幕は上がったばかりだ。
ヒロミ「奇跡の復活」は堺正章のおかげ
コメント