中山美穂(44)と離婚したマルチ作家・辻仁成(54)に関する悪い評判を、ネット検索の上位に出てくるようにしてほしいという奇妙な依頼を受けたIT関連業者がいる。

「辻仁成の悪評をネットの上位に表示させ、中山美穂の印象を良くしたい」――。離婚直前の6月下旬、タレントのマネジメント業を名乗る男性からこう頼まれたのは、特定のサイトをネット検索結果の上位に表示させる、とあるSEO(検索エンジン最適化)業者だ。

「やり方によっては引き受けられますが、自身が管理しているサイトを上位にするのではなく、悪評が書かれた不特定多数のサイトを上位にするのは、大きな労力が必要だと説明しました」

 すると男性は「ネット上にある悪評をコピーした別サイトを立ち上げて、それを上位に表示することは可能か」と聞いてきたが、「それは違法行為だと断った」という。その代わりに業者は「中山美穂のイメージをよくするサイトを新たに立ち上げるのはどうか」と提案。だが男性は乗り気でなく結局、取引は成立しなかった。その男性は40歳前後で「バーのマスターのような、ダンディーな雰囲気だった」という。しかし業者に差し出した名刺にある会社名は、芸能界に詳しい者でも聞き覚えのないもの。記載された会社ホームページも「タレントのマネジメント」という業務内容が書いてあるだけだった。

「ただ『費用は120万円ほどかけられる』と言っていて、乗ってきた車も運転手付きの高級車だったので、資金力はありそうでした」と業者は振り返る。

 3月に中山と辻の離婚話が浮上し、当初は辻のネガティブ情報が蔓延した。ところが5月になり、中山にイケメンアーティスト渋谷慶一郎(41)との不倫が報じられ、最終的に一人息子の親権もあっさり辻に譲ってしまったことから、形勢は逆転。そんな情報戦は離婚のギリギリまで続いていたようだ。