お笑いタレント・ガリガリガリクソン(28)が13日、大阪・ミナミのお笑いの殿堂「なんばグランド花月」(NGK)で、自身がモチーフのゆるキャラ「ガリニエル坊や」のお披露目を行った。

 ガリクソンは大ブームのゆるキャラ界に“金のにおい”を感じ、自身のゆるキャラ作成を所属する吉本興業におねだり。これを一蹴されると、なんと自費での製作に踏み切った。

「(制作費は)給料2か月分くらい」とかなりの出費だったようで、「夏にフル稼働してトントン。やれること全部やりますのでお仕事ください。燃やしていただいても大丈夫です」と猛アピールした。

 ただ、中身については「陸上部の美少女が入ってます。なので活動限界は30分」と妙にこだわった設定についても熱く語った。

 また、ゆるキャラのプロレス団体立ち上げも構想中だという。ゆるキャラにあるまじきマスクはぎデスマッチも計画中で、ふなっしー、くまモン、ちっちゃいおっさんに対して「後ろのファスナーから汗だくのおっさんを引きずり出す。全力でスターを叩き潰したい」とゆるキャラ界の先輩に挑発を繰り返した。

 また、ちっちゃいおっさんといえば、本紙スクープで元従業員の不当解雇、パワハラなどのトラブルで裁判寸前までいったことが明らかになっている。これを意識してか、ガリクソンは「(中の人と)もめないためにも頑張りたい」と腕をぶした。

 NGKの周辺では桂文枝やダウンタウン、小籔千豊ら吉本所属タレントの着ぐるみが来場者を楽しませている。それだけに、非公認のガリニエル坊やには「NGKの周りはうろつくなと言われました…」と厳しいお達しもあったという。

 それでもめげないガリクソンは「(ガリニエル坊やを)2体、3体とネズミ講みたいに増やしていって、その頂点になれればいい」と黒すぎる野望も明かす。

 プロデュースしたラーメン店などで失敗を繰り返しているが、今回は果たして成功するか注目だ。