号泣県議「自分には宇宙パワーがある」

2014年07月11日 06時00分

野々村氏が県議になる前に配っていた名刺の裏側

 号泣会見で世界的な注目を集めている兵庫県の野々村竜太郎県議(47)が4年ほど前、「自分には宇宙パワーがある」と摩訶不思議な話をし、知人を自己啓発セミナーに勧めていたことが分かった。一方で、同氏を取り上げたテレビ番組が軒並み視聴率を上げているため、水面下では1日に行われた号泣会見の3時間フルバージョン映像を劇場公開する計画まで持ち上がっている。まだまだ号泣県議の騒動は収まりそうもない。

 4年ほど前、野々村氏と「知人を通じて知り合って何度か食事をしたことがあった」という自営業男性が、これまた奇妙奇天烈なエピソードを明かした。この男性によると、食事の際に野々村氏は「宇宙の力を手に入れると仕事も健康も良くなる。自分はその宇宙のパワーをコントロールできる」と豪語していたという。

 当時を思い出しながら男性はこう語る。

「野々村さんは、そのころすでに政界に出るということは言ってましたが、一方で新しい事業をやっていると話していました。以前は金もなくて健康も不安定だったのに、あるセミナーを始めてからは『宇宙の力がみなぎって何事もうまくいくようになった』と、私にもそのセミナーを勧めてきたんですよ。名刺の裏にも宇宙の写真が刷り込まれてありました」

 確かに、議員になる前の名刺の裏には「人生が激変して幸福になった」という話とともに宇宙の写真が掲載されており、その下には「この写真を見て、貴方の願望を願って下さい。必ず、叶います」と、まるで占い師ばりの文言もあった。

「当時の野々村さんは『宇宙にはリズムのようなものがあって、それに合わせて人生を生きると何事もうまくいく。その宇宙のリズムのパターンをつかむためにはセミナーが必要だ』という話をしていました」(同)

 しかし男性がその後、県議当選後の野々村氏と再会したときには「彼は私のこともすっかり忘れていた様子で、声をかけても『市民の最後の希望になりますから応援してください』と言われただけだった」という。

 一方、報道陣を避け続ける野々村氏には、いまだに各方面から熱視線が注がれている。

「いや~本当に驚きました。ここまで“持っている”とは…」と語るのはテレビ関係者。野々村氏の会見が世界中で話題になっていることは本紙既報通りだが、その衝撃度を表すかのように、テレビ番組も同氏を取り上げると、軒並み視聴率が上がっているという。

 最たる例はお昼の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)だ。番組関係者が証言する。

「普段の視聴率は、関東地区で10%前後ですが、野々村氏を特集すると1~2ポイントくらい数字が上がる。これはすごいこと。その分、特集後の落差もひどくて、先日なんか彼の特集が終わり、番組宣伝のコーナーになったら途端に3ポイント近く数字が下がった」

 他の各ニュース、情報番組も同じ傾向のため、制作幹部からは「野々村ネタ強化」の大号令が下っているという。

 週刊誌も同じだ。今年は“エセ作曲家”佐村河内守氏(50)やSTAP細胞の小保方晴子氏(30)、ASKA被告(56)の覚醒剤事件など、話題に事欠かないと思われたが「実は佐村河内氏やASKAの件は反響がイマイチでがっかりした。その分、今回の野々村ネタに総力を挙げている。狙いは野々村氏の“女性関係”で、過去の交際相手を血眼になって捜している」(雑誌記者)。

 さらには“野々村特需”に便乗する怪しい人物もいる。1日の釈明会見は約3時間行われたが、そのフル動画を入手し、勝手に劇場公開しようと画策しているという。

「号泣部分だけでなく、会見のすべてを見たいと思っている人は間違いなくいる。小劇場で1000円ほどの入場料を徴収して、みんなで大笑いしようというイベント計画が進行しています」(事情を知る人物)

 映像素材の著作権を持つテレビ局や野々村氏の権利を無視して上映できるのかは不明だが…。

 今後、刑事責任を問われかねない野々村氏は、宇宙セミナーについて「記憶がない」と周囲に話しているというが、宇宙パワーでも解決できそうにない。