5月に東スポがスクープした兵庫県尼崎市の非公認キャラ「ちっちゃいおっさん」(プロデュース会社代表・A氏)による元従業員への不当解雇、パワハラなどを巡る裁判寸前のトラブルが和解していたことが8日、分かった。

 元スタッフ側は「不当解雇」「賃金からの架空の経費控除」「ゆるキャラの人気投票にエントリーした際、スタッフに投票を強制し、不正に加担させた」ことや、スタッフへの日常的な暴力行為なども不法行為にあたると主張。おっさん側は真っ向から否定し、6月中旬に1回目の口頭弁論が行われる予定だったという。

「その前に裁判所から和解勧告を受け、5月末にはおっさん側が元スタッフに数百万円を支払い、和解が成立しました。不当解雇などを認め、謝罪しました」(関係者)

 ただ、裁判沙汰騒動で先月、おっさんの右腕として活動していた女性スタッフが退社し、おっさんの公式オフィシャルショップ2店も閉鎖されたという。

 テレビ局関係者は「A氏から『和解が成立したので、もう大丈夫です。何かあったらお願いします』と出演オファーのお願いをされました。そういえば、前にいた女性スタッフがいなくなってましたね」と明かす。

 A氏のプロデュース会社が、大ブレークしている千葉県船橋市の非公認ゆるキャラ「ふなっしー」の一部マネジメントを請け負っていることは本紙が既報した通りだ。

「今後はどちらかといえば、ふなっしーのマネジメントなど裏方業務に力を入れるようです。億単位のふなっしーの稼ぎなら生活に困ることもないでしょうからね。トラブルを解決し、自身の巻き返しも虎視眈々と狙っているみたいですよ」(前出のテレビ局関係者)

 ふなっしーとの強力タッグで復活なるか。