覚醒剤取締法違反(所持、使用)などの罪で起訴されたASKA被告(56=飛鳥涼、本名・宮崎重明)が入院したとみられる千葉県内の病院には4日、約20人の報道陣が集まった。

 病院側はピリピリモードで、通報を受けた警官が午前10時半ごろ病院前に駆けつけ、報道陣に「過度な取材は避けるように。敷地内に入らないように」とクギを刺した。同日昼の一部テレビニュースは、ASKAが入院したと報道。だが、病院側は「何もお答えできません」と繰り返した。
 ASKAは久しぶりに“シャバ”の空気を吸っているが、同時に“家庭問題”が降りかかることになりそうだ。

 保釈直前から、家族と住む都内の自宅は人けがなくなった。保釈後は病院か別の場所で久しぶりの家族との再会を果たしたとみられるが“家族だんらん”となったかは疑問だ。それもそのはず、一家の大黒柱・ASKAが愛人とクスリを使った浮気に興じ、逮捕された衝撃的な事件は全国に広がっただけに、洋子夫人と2人の子供たちの怒りは察して余りある。

 音楽関係者は「家族の中でも最も怒りを表していたのが、長男でギタリストのSOです。『出てきたらブッ飛ばしてやる!』と息巻いていたとか。保釈後、すでにASKAは一発ぐらい殴られているかもしれませんね。まあそうなっても仕方がないでしょう」。

 逮捕をきっかけに、洋子夫人との離婚説も取り沙汰された。一部週刊誌では洋子夫人が捜査当局に情報提供を行ったこと、ASKAがDVを働いていたことなども報じられた。これらが事実ならば、夫婦関係は崩壊しているように思われるが…。

 テレビ局関係者は「すぐに離婚というのはないと思うよ。昨年東スポなどが薬物疑惑を報じた時も、洋子夫人が動揺する親族をまとめ上げたそうだから。本当にできた奥さんで、情状証人として出廷するとみられている。今後もASKAを支える姿勢のようだ」とみる。ASKAが家庭内で立場が弱くなったのは間違いない。