春一番さん 近親者のみで9日通夜、10日告別式

2014年07月04日 21時18分

左から、アントニオ小猪木、春一番さん、アントニオ猪木氏、アントキの猪木

“燃える闘魂”アントニオ猪木氏(71)のものまねで一世を風靡し、3日に肝硬変で急逝した春一番(本名・春花直樹)さんの葬儀が10日に都内で営まれることがわかった。9日に通夜、10日に告別式が親族、エスパー伊東などの近しい者のみで行われる。場所は非公表。
 
 春さん、西口プロレスのアントニオ小猪木(42)と「いのきんトリオ」を組んでいたものまね芸人・アントキの猪木(41)は「10年前にテレビ番組で初めてお会いした時、楽屋で僕が『おはようございます』とあいさつし終えないうちに『ベストバウトは?』『デカイなあ』と矢継ぎ早に言って、僕が答える前に去って行った。すごい猪木イズムだな、本物の春一番だと興奮した。パイオニアの春さんがいなければ、僕らの仕事なんてなかった。感謝しつつご冥福をお祈りしたい」と振り返った。
 
 春さんは猪木氏のイベントには必ず顔を出し、雰囲気から間合いまで熱心に研究。猪木氏がマイクパフォーマンスでかむ部分まで“完コピ”するものまねで人気者になった。猪木氏のお気に入りとなってしばしば食事をともにするようになり、猪木氏に関する知識なら右に出る者はいなかった。
 
 武田鉄矢(65)のものまねで世に出た「ジョーダンズ」の三又又三(47)は若かりしころ、最盛期の春さんを見て「1ステージ50万円の営業が引きも切らない。休みには奥さんを高級温泉の特別室に連れて行って孝行してるし、生きざまが格好いい」とあこがれたという。
 
 アントニオ小猪木は「最初は『お前、似てねえな』と言われたけど、僕が勉強を重ねるうち『お前、相当なレベルになったな』とほめてくださった。後輩を素直に認めてくれる優しい方だった。惜しい人を亡くした」と故人をしのんだ。
 
 また、太田プロ時代に同じ釜の飯を食った「電撃ネットワーク」の南部虎弾(62)は「1か月前に営業でご一緒したが、かなり元気で盛り上がった。その時『(師匠の)片岡鶴太郎さんと連絡を取ってますか』と聞いたら『最近は連絡してません』と答えたのが印象的だった。孤高の天才芸人だなと感じた」と言う。
 
 その南部は春さんについて「昔、やんちゃな方々のパーティーに一緒に呼ばれた時、春さんは平然とコワモテの方に向かって『バカヤロー!』と闘魂ビンタをした。結局、やり返されてぶっ飛ばされたけど、さすがに学生時代に番長を張っていただけあり、いつ何どき誰とでもの精神まで本家と同じだと感心した」と話した。