元AKB48前田敦子(22)と熱愛中の歌舞伎役者・尾上松也(29)が、ラジオ局勤務のアラフォー美女とタクシー内でキスしている現場を週刊文春に激写された一件の余波が、意外なところに及んでいる。松也は芸能界の重鎮に、とんでもない迷惑を掛けていたのだ。さらに、前田と松也の痴話ゲンカも発覚。とんだお騒がせカップルになってきた。

 松也は浮気記事が掲載された文春の発売日(6月19日)にブログで謝罪し、幕引きを狙ったが失敗。それどころか、大物を巻き込み迷惑を掛けていた。

 出演舞台「三人吉三」を当時上演していた都内の劇場に報道陣が集結したが、松也は逃げるように無言で会場を後に。そこで松也と同等、それ以上に報道陣の注目を集めた人物がいた。大物演出家の串田和美氏(71)だ。俳優でもある串田氏は映画「上海バンスキング」(自由劇場版)の監督や「コクーン歌舞伎」などの舞台演出でも名高い。2008年には紫綬褒章、昨年は旭日小綬章も受章した重鎮だ。

「現場では串田氏が出て来るのを、報道陣は手ぐすね引いて待っていた。松也以上にコメントが欲しい人だった」とはワイドショー関係者。これには伏線があった。因縁は浮気報道前の6月5日にさかのぼる。同舞台の制作発表会見で、報道陣が松也に前田との恋愛ネタを聞いたところ、串田氏は「バカバカしくて、そういうのばっかりなんだから。やめましょうよ! みんな真剣なんだから! 無神経すぎる!!」とブチ切れた。これには隠された事情があった。

「主催の松竹サイドは事前に、報道陣から松也に前田のことを聞くと知らされ、OKし、松也も何かしら話すつもりだった。新聞やテレビで大きく扱われ、宣伝になると分かってたから。なのに、知らなかった串田さんが1人でキレて、会見をブチ壊した」(同関係者)

 会見で串田氏は報道陣を罵倒したが、当の松也が舞台開催中に夜遅くまで酒を飲んだ末、浮気キスを撮られる大失態。報道陣はこれで再度、串田氏に話を聞き“逆襲”しようと待機したが、2人とも恥ずかしすぎてか“逃走”したのだ。

 一方、前田と松也の痴話ゲンカも判明した。しかも松也に浮気された当日の深夜の出来事だ。芸能関係者によると、ケンカの原因は「少し前、前田が松也に出したメールの内容が、3月公開の映画で出てきたセリフにソックリだったこと」。松也は翌日、前田とのケンカを愚痴ったという。
「そのメールが前田本人の考えた文章じゃないと松也が指摘したら、前田に逆ギレされたそうですよ」と同関係者。

 前田が“パクった”映画とは、親しい個性派俳優・柄本時生(24)が出演する「愛の渦」だ。前田は先ごろ、松也へのメールの代筆を柄本に頼んだと文春に報じられている。

「おそらく柄本は、前田からメールの代筆を頼まれ、いい文章が思いつかなかったのか、自身が出演した映画の台本からセリフを拝借したんでしょう。前田はそれがパクリと知らなかったのでは」(前出の関係者)

 パクリに気付いた松也からの指摘に、前田が逆ギレしたのも仕方ない。ケンカから約1週間後、週刊誌報道で浮気がバレた松也はブログで平謝り。なんとか、恋人関係だけは続いているというが、前田を責める立場ではないのは確実だろう。