アニソンシンガー谷本貴義「ドラゴンボールは海外では国の文化、思想」

2014年06月22日 12時22分

アニソンについて語った谷本貴義
アニソンについて語った谷本貴義

 人気職業ながら、就き方がよく分からないのが「アニソンシンガー」。希望者は増加中だというが、どう“就活”すればいいのか見当もつかない。そんな中、現在放送中のアニメ「ドラゴンボール改」のオープニング主題歌「空・前・絶・後」を歌う歌手の谷本貴義が、業界への入り方や歌手としてのYOFFY(サイキックラバー)とともに技術メソッドを記した「アニソン☆シンガーになりたい!」(アルファノート)を出版した。人気アニソンシンガーがアニソンについて語りつくす。

 


――著書にもあるがアニソンシンガーの“就職方法”は分からない

 

 谷本:オーディションだけでなく、ミュージシャン仲間のつながりや、誰かの弟子についたりなどあります。技術はもちろん、業界への入り口を知らない人に向けて、この本には事細かに書いています。

 

――谷本さん自身はどうやってアニソンシンガーに

 

 谷本:もともとスタジオミュージシャンで、編曲やディレクターをやっていた。ただ本当はアーティストになりたかった。そんな中、エンジニアから「こういうアニソンを歌える男の子の歌手を探しているんだ」と言われ、隠していた自分のデモテープを渡した。それを気に入ってもらえてデビュー曲の「One Vision」(デジモンテイマーズ挿入歌)を歌うようになって、現在の活動に続きます。

 

――業界では珍しい入り方なのか

 

 谷本:僕の年代のアニソンシンガーはスタジオミュージシャンからの転身が多い。CMやコーラスの仕事と同じでアニメの仕事はスタジオワークのひとつだった。当時はアニソンをやりたいという人はそんなに多くはなくて、ただ歌いたいという思いの人が多かったと思う。その後アニソンがジャンルとして大きくなり始めた。

 

――どの辺りからジャンルとして拡大していった

 

 谷本:一つは大人向けの作品が多くなった14~15年前。そのころは僕もよく制作していたけど「大人のアニメの歌が売れた」「ライブをするとお客さんが集まる」と聞かれるようになって、それが第一波だった。その後、エヴァンゲリオンやデジモンなど、アニソンがジャンルとして大人気になっていたような気がします。

 

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