人気アイドルグループ「AKB48」の大島優子(25)が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた「大島優子卒業公演」をもって、グループを卒業した。今後は女優業を中心に、幅広く活動していく意向だが、実は「これだけは完全卒業しない」とこだわっていることがある。かつてNHK紅白歌合戦の楽屋で伝説となった“全裸儀式”だ。

 約8年半の思い出が詰まった東京・秋葉原の専用劇場で大島は、最後の公演に臨んだ。229人のファンを前にして、涙ながらに“最後のスピーチ”。
「私たちAKB48はこの狭い劇場から始まりました。とっても狭く感じるけれども、でも、この狭い空間が、私がAKB48の大島が、生まれた原点です。AKBは私の宝物です。本当にAKB48の大島優子を(応援してくれて)ありがとうございました。そして、今後のソロ活動をしていく大島優子もよろしくお願いします」と深々と頭を下げた。

 公演後の囲み取材では「みなさんをワクワクさせる活動をしたい。AKB48という名前があると報道しやすいと思いますけど、大島優子として刺激を与えられる存在であり続けたい」と決意を明かした。

 ただ、そんな大島は卒業後も“あの儀式”だけは卒業しないという。AKB関係者が明かす。

「それは“全裸儀式”です。彼女は楽屋などでいつも全裸になるんですが、なぜかというと、公演やコンサートなどの前に“戦闘モード”になるため。私服を全部脱ぎ捨てて、衣装を着ることで“芸能人・大島”に生まれ変わる。それは彼女にとって、とても重要なことで、卒業してソロになっても続ける覚悟のようですよ」

 楽屋などで大島が全裸になるのは、他のメンバーにとっては周知の事実だ。一緒にお風呂に入る時も大島はタオルで隠すことは一切ない。そのため「優子さん…隠してください」と周囲を困惑させるのが常だ。

 2011年末の「NHK紅白歌合戦」に出場したとき、放送終了後に楽屋にいた大島が「年明けだし、自分も新しくならないといけない!」と突然脱ぎだしたこともあった。メンバーらに「ここだけはやめて!」と悲鳴に似た声で止められたが「裸にならないと生まれ変われない! 裸になって何がいけないの!?」とブチ切れたこともあったという。

 ある芸能プロスタッフは「あのときはメンバーがいたから、NHKで全裸になるという前代未聞の出来事が起こることはなかった。ただ、ソロになったら止めるメンバーがいなくなる。戦闘モードになるため脱ぐことは必要かもしれないけど、ソロになったらある程度は控えざるを得ません。大きな仕事の時だけ“全裸”になることを許すとかにしないと…」と頭を抱える。

 心配されているのはそれだけではない。大島の“全裸交流”にも黄色信号がともっているという。

「大島はあのタモリさんから、裸と裸の付き合いの重要性を聞かされたみたいで、楽屋で『裸になりなよ!』とメンバーのブラジャーのホックを外したり、おっぱいをツンツンしたり、わしづかみしたりしてるんです。時にパンツを脱がせて裸の交流をしていましたが、それもソロでは難しい。女優仲間でそれを許すのは大島と仲が良くて、ノリが合う吉高由里子くらいともっぱらです」(前出の関係者)

 となると、ソロ転向後は“全裸儀式”が行えず、ストレスがたまりそうだが、そこは大島。備えは十分だという。

「親友であり、同じ女優の道を歩んでいる(元AKB48の)秋元才加や、(SNH48の)宮澤佐江をはじめ、メンバーとは密な交流は続けるようです。かつての仲間の前で、全裸になれば、大島のストレスも少しは解放されるでしょうから」と前出の芸能プロ関係者。

 どっちにしても大島の“全裸儀式”は卒業後も続きそうなムードだ。