AKB48の大島優子(25)が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた「大島優子卒業公演」をもって、グループから卒業した。劇場では主要メンバーが集まり大島に贈る言葉をささげた。

 高橋みなみ「優子にはたくさんの感謝とお疲れ様でしたと言いたい。本当に優子にいっぱい支えられたな。皆との思い出はいっぱいあるのに、優子との2人の思い出は一つしかなくて。(前田)敦子が卒業を決めたときに目が合って、2人でご飯に行こうかって。その時に初めて深くしゃべって、同じことを考えていたんだねって答え合わせみたいにこれからのAKB48のことをたくさん話した。それから、インタビューで『高橋みなみをどう思うか』と聞かれると『戦友です』って言ってくれているのを聞いて、とてもうれしかったです。AKB48のフィールドでの私と優子の関係はとても誇り。卒業する優子に最後に1つだけお願いがあります。卒業したら戦友じゃなくて、親友になってください」

 大島「いやです」。

 高橋「なんで!!!めっちゃ頑張ったのに。ふられることもあるんだ」

 大島「だって戦友は高橋みなみしかいないもん。これからもよろしく」


 大島優子「AKB48はキャパ250人の狭い劇場から始まりました。でも、1期生はこのキャパを埋めることもできませんでした。どんどん人が増えて、会いに行けるアキバ系アイドルとして始まった私たちが7万人の味の素スタジアムを埋めつくして、それは夢のようで。7万人の前で歌ったのが今日は250人の前で歌っていて、ここが私、AKB48の大島優子が生まれた原点です。ここに通えなくなることが一番寂しいです。思い出が詰まっていて…。いつもにぎやかで、楽屋の狭さと汚さと空気の悪さとここから出発できて本当によかった。小さな夢が大きな夢に変わって、いまやその大きな夢を背負って出発しようとしている。普通の女の子だった私たちを見つけて応援してくれて本当にありがとうございました。普通の女の子が大きな夢を持ってもいいんですよね。その勇気を与えてくれてありがとうございました。私の能力はまだ足りないところはありますけど、ここで培ったものを自信にしっかり歩んでいきたいと思います。全国のファンの皆さん、今後もAKB48、わたし大島優子と、ここを巣立った卒業生のことを応援よろしくお願いします。AKBは私の宝物です。入ったときにAKBが嫌いだったんですね。嫌いっていうか大丈夫かなって。いつの間にか大好きになってしまってAKB人生といえるくらいに8年間、どっぷりはまっていた。これからも大好きなAKB48でいてほしい」