“接触イベント”をやめられない弱小アイドルの裏事情

2014年06月06日 16時00分

 AKB48メンバー襲撃事件のような悲劇を繰り返さないため早期の対策が叫ばれる中、これに苦悩しているのが、日本中に乱立するおのおののアイドルグループだ。

 日本中に大きな衝撃を与えたあの事件から1週間がたった先週末、各地では何事もなかったかのように、アイドルとファンが触れ合うイベントが数多く行われた。一部では警備員を配置したり、まさかの事態に備えていたが、なかなか全部がそうもいかない事情も。某アイドルグループの関係者が明かす。

「大手の事務所など、資金力があるところがバックアップしてるグループは、警備員を置いたりできる。けど大多数を占めるのは細々とやってるグループで、そんな子たちのところは難しい。せいぜい手荷物検査するぐらいだろうが、スタッフの数が足りず、ファンの良識に任せるという判断を下さざるを得ないグループもある」

 有名アイドルグループ以上に、これまで危険にさらされていると言われていたのが、世間的にはまだ無名のアイドルたちだ。

「ファンの数も少ないため、接触する時間が増える。そのため一部にはストーカーのようになってしまうファンもいた。それでも出入り禁止にするくらいしか策はなかった」と前出関係者。

 ならば、ダウンタウン松本人志(50)が1日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「握手会の小規模化」などを提言したように、ファンとの接触時間を減らせばいいという意見もあるだろうが、それも簡単にはいかないようだ。

「弱小アイドルグループは結局、収益の多くを2ショットチェキ(チェキはインスタントカメラの意味)の撮影など、本人たちによる物販に頼っている。これをやめると立ち行かないグループが続出するだろう」(前同)

 事件が起きても、十分な対応ができないのが現状だ。