お笑いタレント・志村けん(64)、大相撲の横綱白鵬(29=宮城野)、フリーアナウンサー・福澤朗(50)が3日、都内で“三陸鉄道”開業30周年記念企画展「キット、ずっとミュージアムカフェ」(4〜22日、東京タワー)のオープン記念イベントに出席した。

 三陸鉄道は岩手県の三陸海岸沿いを縦貫する鉄道だが、2011年3月の東日本大震災で317か所が被災。今年4月、約3年ぶりに全線で運転を再開した。また、今年三陸鉄道が開業30周年を迎えることもあり、今回の企画となった。

 この日、志村と白鵬は電車の顔出しパネルでサプライズ登場。昨年、三陸鉄道・吉浜駅の非常勤駅長を務めた志村は「予想以上に復興が進んでいるが、生のガレキを見たら胸が詰まりましたね」と当時を振り返った。

 また、被災地復興に尽力している白鵬も「まだまだひどい所がたくさんある。頑張ってほしいです」とエールを送った。

 三陸鉄道の望月正彦社長によると、この顔出しパネルを同鉄道のいずれかの駅に設置し、名物にする意向だという。

 また、今回は被災後に三陸鉄道を支援してきた食品メーカー「ネスレ日本」も面白企画を考案した。チョコレートの「キットカット」を“切符カット”(16日発売)と名称を変え、パッケージに切符をつけたのだ。これで実際に190円分の切符として三陸鉄道で利用できる。

 ネーミングを考えた志村は、福澤から「こんなにベタなダジャレはないですね!」と突っ込まれ「わかりやすいでしょ」と笑った。

 最後は志村のギャグ「アイ〜ン」をみんなで決めて場を沸かせた。