小向美奈子を直撃したからには、芸能界を揺るがすASKAの覚醒剤事件を聞かないわけにはいかない。


 小向は2009年に覚醒剤所持容疑で逮捕、使用容疑で追送検され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。11年には覚醒剤を譲り受けた容疑で逮捕状が出て、フィリピンから帰国後に逮捕、送検されたが、証拠不十分で処分保留となり、釈放された。


 記者の「ASKA事件についてひと言」という問いに小向は「もしやったんだったら『SAY YES』(罪を認めた方がいい)ね」と一瞬ちゃかそうとしたが、すぐに真顔になり「私が生きていけたのはファンのおかげだったから」と語りだした。


 小向は自らの事件と重ね合わせ「私が(逮捕されて絶望の中で)助かったのもファンのおかげ。応援してくれている人がいるから、生きていくことができた。だから、ファンと直接触れ合えるストリッパーになったんだ。ASKAさんも大勢のファンがいる。私も大ファンの一人。だから、早く罪を償って、復帰してほしい。そういう意味でも『SAY YES』してほしい。こんなこと語るのも初めて」。


 小向帰国の時点で、ASKAは容疑を否認していた。ところが彼女の声に呼応するかのように、後になって「覚醒剤を使ったことがある」などと、覚醒剤の所持と使用を認める供述を始めた。